語学留学といえば、高校生の交換留学や
ワーキングホリデーを利用した留学など、
10代から20代の人がすること、という
イメージが日本では強いと思います。
しかし、海外では何歳からでも
実践的な語学力を身につけたい
というニーズがあります。
海外ではグローバルに展開する
企業に勤めることは普通のこと
だからです。
外資系の会社に転職が決まって
実践的なビジネス英語を学びたい
付き合いのある顧客の母国や
自分が興味がある国の文化を
もっと知りたい
留学先で海外のビジネス関係の
人脈を広げたい
将来の移住先をどこの国にするか
考えている
などの理由で、語学留学を考えている
方もいると思います。
この記事では、40代の社会人が
語学留学をする方法や、おすすめの
留学先について紹介します。
40代の社会人の語学留学で注意すること５選 お金や仕事、家族の理解など
40代の社会人というと、会社では
責任のある立場にあり、家族もいる方が
多いのではないでしょうか。
そのような状況で、語学留学をする
ことは、はっきり言って難しいですが、
その決意は心からすばらしいと思います。
結論から言えば、40代の社会人でも
語学留学をすることはできます。
40代の社会人が語学留学をするときに
注意することは、主に次の５つです。
①語学留学できる一定の語学力があるか？
②語学留学の期間はどのくらい確保できるか？
③語学留学の資金はいくらまで準備できるか？
④語学留学に家族の理解は得られるか？
⑤退職する場合、帰国後の転職先はあるか？
語学留学できる一定の語学力があるか？
語学留学は、例えば実践的なビジネス
英語が習得の対象となるように、一定の
語学力がすでに身についていることが
前提条件になります。
そのため、例えば中学校レベルの
英語からやり直す必要があると
いう場合は、NHKラジオ講座などで
独学するか、英会話教室で基礎を
身につける必要があります。
最近は、オンラインで海外のネイティブの
先生とマンツーマンで外国語を学ぶことが
できるサービスがあります。
学習時間をしっかりと確保して、
語学づけになることができれば、
かなり早く外国語を習得することが
できます。
先生と生徒は必要以上に仲良くなっては
いけないという決まりがあるようですが、
ものすごく仲良くなってしまうことも
あるようです（笑）
語学留学の期間はどのくらい確保できるか？
40代社会人が現在の仕事を辞めずに
語学留学をする場合、2週間から
1か月程度が現実的な期間となります。
ゴールデンウィークや夏休みを利用
すれば2週間は可能ですし、リフレッシュ
休暇などを利用すれば、1か月程度は
可能になります。
会社の就業規則や、交渉次第になるので
よく確認してみましょう。
また、留学先の歴史や文化を十分に
理解しようとするなら、3か月以上は
留学期間が必要になります。
この場合は休職、または退職する
必要があります。
会社命令での留学でもない限りは、
復職しても元の役職や給料が保証
されるかは、正直わかりません。
長期留学の場合は、自分の人生が
左右されるので、慎重に検討する
必要があります。
ただし、長期留学では留学先での
過ごし方次第ですが、一生の思い出と
なるような、かけがえのない経験を
することができるでしょう。
語学留学の資金はいくらまで準備できるか？
語学留学に必要な費用は、留学期間や
場所、学校や選択カリキュラムなどに
よって大きく変わります。
フランス語を学びたいのでフランスに
語学留学したい
本場のケルト音楽やハロウィンを体験
したいのでアイルランドに語学留学したい
将来的にマレーシアに移住したいので
マレーシアに語学留学したい
など、特定の国や目的の希望がある
場合は、それに応じた資金が必要です。
一方、単純に「英語が学びたい」と
いう場合で、留学費用を安く抑えたい
場合は、フィリピンがおすすめです。
フィリピンは日本から近い、物価が安い
英語の発音がきれい、と3拍子そろった
メリットの大きい留学先です。
フィリピンへの語学留学については
別の記事にまとめていますので、
こちらを参考にしてください。
語学留学に家族の理解が得られるか？
独身の方は、この点について大きな
問題はありませんが、家族のいる方
にとっては大きな問題となります。
自分1人で留学する場合、家族を
日本に残していくので、夫や妻、
家族の協力が必ず必要になります。
子供の留学先についていく、海外
移住を考えているなど、家族で
共通の課題を解決するための
語学留学でないと、長期留学は
かなり難しいです。
さらに、長期留学の場合は退職に
つながりますし、40代以上の転職は
日本では難しいとされているので、
家族の説得はますます難しくなります。
とにかく、家族で納得のいくまで、
よく話し合ってください。
退職する場合、帰国後の転職先はあるか？
日本の会社では、長期留学を
する場合、かなりの確率で
退職することになります。
すでに専門知識や技術があり、
語学留学がキャリアアップに
つながる場合は問題ありません。
また、すでに転職先が決まっている
自分でビジネスをするいう場合も
問題はありません。
40代以上の社会人ともなると、
若手より求められる仕事のレベルが
高くなるので、語学力だけでは
アピールが難しくなります。
よく、青年海外協力隊の派遣期間を
終えて帰国した人が、就職先がない
という話を聞きます。
しっかりと後のことを考えて
語学留学をしないと、
40代以上の社会人では同じことが
起こってしまいます。
留学後の転職のことも考えて
語学留学を決断するようにしましょう。
オンライン留学は語学留学の新しい形 オンライン留学の特徴３選 日本にいながら留学体験ができる
新型コロナウイルスの感染拡大の
影響で語学留学をあきらめた方も
いると思います。
そのような方におすすめなのが
オンライン留学です。
オンライン留学は、インターネットを
活用して世界中のクラスメートと
海外の学校で行われる本格的な授業を
自宅で受けることができます。
英語だけでなく、韓国語を学ぶことが
できるコースもあります。
オンライン留学の主な特徴は
次の３つです。
①海外のクラスメートとの
コミュニケーションの時間がある
②日本の夜や深夜の時間帯でも
勉強ができる
③現地での留学に近いカリキュラムが
組まれている
海外のクラスメートとのコミュニケーションの時間がある
オンライン留学では、授業前の
事前学習や授業後の復習の時間に、
海外のクラスメートと実際に会話を
する時間があります。
もちろん、日本語は通じません。
実践的な会話に慣れていない方の
場合、特に授業とは別に予習復習が
必要になります。
日本の夜や深夜の時間帯でも勉強ができる
オンライン留学では、忙しい社会人には
うれしい仕組みがあります。
自分の都合のつく時間帯で、勉強を
することができるのです。
授業の時間帯は朝、昼、夜、深夜を
設定しているところが多いです。
クラスメートは、日本と時差が
少ない地域の学生が多くなりますが、
積極的にコミュケーションを
してみましょう。
現地での留学に近いカリキュラムが組まれている
オンライン留学では、実践的な
会話に重点をおいたカリキュラムが
組まれています。
メインの授業と事前事後の予習復習
の組み合わせになっています。
また、2週間のコースであれば、
卒業まで毎日、授業があります。
一定の期間、英語なら英語の
世界にどっぷりつからないと
授業にはついていけません。
オンライン留学は2週間コースで
あれば数万円からという安い費用で
好きな時間に留学体験をすることが
できます。
実際の留学の予行演習として
オンライン留学を体験してみては
いかがでしょうか。
まとめ 40代社会人は短期の語学留学がおすすめ 事前準備をしっかりとしてチャレンジしよう
この記事では、40代社会人の語学留学の
注意点や、新しい語学留学の形である
オンライン留学について紹介しました。
長期留学となると、お金や仕事、家族の
問題や就学ビザの取得など、様々な
ハードルがあります。
そのため、40代社会人の語学留学では
2週間程度の短期留学をおすすめします。
そのかわり、日本人のいない環境で
スパルタ式のカリキュラムのある
語学学校でみっちりと勉強する
必要があります。
2週間程度なら、家族には留学先の
海外旅行をプレゼントして、自分は
語学留学、という方法もあります。
また、40代ともなると、長時間
かたいイスに座って授業を受けると
いうことが体力的につらくなります。
腰痛もちの方は、非常につらいです（泣）
気候の暖かい国への語学留学で、
期間が2週間程度であれば、
全く保証はできませんが
なんとか大丈夫でしょう。
私はフィリピンへの語学留学をしたいと
考えています。
そのため、
①基礎的な英語力を身につける
②オンライン留学をする
③短期の語学留学にチャレンジする
というステップで、若いときに
できなかった語学留学に
チャレンジすることにしました。
今は①の段階で、覚えていたフレーズを
翌日に忘れてしまって、まったく前に
進みませんが、あきらめずに勉強しています。
いくつになっても、何かを学びたい、
実際に体験したいという向上心が
ある方は、心から尊敬します。
新しい学びや出会いを求めて、閉塞感の
ある日本から飛び出してみませんか？
少しの勇気が、新しい世界を大きく
広げてくれるきっかけになるはずです。
